男子生徒焼死の高校寮火災―4年前には「喫煙容認」で物議

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禁煙指導しても「隠れて一服」

   黄柳野高校は1995年に全国からの寄付や支援で開校し、不登校や引きこもりの経験のある子供たちを受け入れてきた。現在、全校生徒150人、うち137人が寮生活をしている。

   ところが、開校時から生徒の喫煙が問題視され、07年には女子寮がタバコの不始末からボヤ騒ぎを出している。このため、校長は吸殻が近くの林に引火して山火事になるのを心配して、07年に喫煙室を設けて物議をかもしたこともある。

   警察は08年に青少年保護条例違反の疑いで家宅捜索し、校長は書類送検されたが、保護者の嘆願で起訴猶予処分となった。以来、学校では喫煙指導を受けた生徒に定期的に喫煙の有無を検査するなど、禁煙指導に力をいれてきたが、今年4月に入ってきた女子新入生の一人が喫煙指導を受けるなど、隠れて喫煙する生徒は絶えなかったようだ。

   コメンテーターの菊池幸夫(弁護士)「今年2月にもボヤ騒ぎがあったと聞き及んでいます。そうした例からも、スプリンクラーを設置して置けばよかった」

   激しい燃え方を見ると、煙草だけでなく、他のものもやっていたとは考えられないか。

文   モンブラン
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