新手の詐欺横行!公共機関名乗り「あの会社なら大丈夫」と仏像90万円

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   井上貴博アナになりすまし詐欺の電話がかかってきたという。「実家にいる私が電話を取ったら、相手は涙ながらに『俺、おれ、俺』って言うんです。でも、聞いているのが本人の俺なんですよ」

   いやはや、大笑いの一幕だが、詐欺グループはそれだけ手当たり次第に電話をかけまくっているということだ。しかし、なりすましだけでなく新手の詐欺が次々と登場している。

30万円の宝石を1700円で強引に押し買い

【押し買い】

   井上「押し買いとは押し売りの反対の詐欺です。安い値段で強引に品物を売らせる手口です。今年(2013年)、秋田市で26歳の男が特定商取引法違反で逮捕されました。古物商を名乗ったその男は、82歳の女性宅に上がり込んで、ネックレスなど3点をたった1万円で買い取りました。その際、本来は必要な売買契約解除の用紙、いわゆるクーリングオフの記載用紙を交付しなかった事から罪に問われたわけです。30万円の宝石がわずか1700円で押し買いされたケースも出ています」

【還付金詐欺】

   被害者宅に市役所の職員と名乗る男から電話があった。「医療機関で払い過ぎた料金を還付します」と言う。その代り「還付金なので金融機関では対応できない。市役所かコンビニのATMでやってもらいたい」という。被害者は言われた通りに出向き、携帯電話からの犯人の指示どうりATMを操作し、犯人の口座に100万円を振り込まされていた。

   井上「そもそも役所が電話で還付の話などしません。ポイントは一般の金融機関のATMを避ける点です。一般の金融機関は警察の監視の目が強化されているからです」

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