風疹が猛威をふるっている。国立感染症研究所によると、今年(2013年)の患者数は5000人を超え、昨年同時期の38倍に達した。研究所は「毎週 500人とか600人単位でどんどん増えていってるので、非常に心配」という。
患者の9割が大人で、34歳以上の男性と51歳以上の女性にワクチンを接種していない人が多く、感染する可能性が高いという。妊娠中の女性が感染すると、子どもの目、耳、心臓に障害が残る可能性がある。これがいちばん怖い。妊婦にはワクチンの接種ができないからだ。
年齢とともに薄れる予防効果
街で聞いてみても、「ワクチンを打ったことがある」「かかったことがある」という声は多く、1度抗体ができれば安心と思いがちだが、医師によっては「1回ではまだまだあぶない」という。年月が経つとワクチンの効果が弱くなるからだ。40代でも弱くなっている女性はいるので、 もう1回打つのが理想だという。大丈夫だと思っていて発症してしまうと、他人にうつす可能性があり、その先に妊婦がいたりしたら大変だ。
司会の羽鳥慎一「打ちました?」
赤江珠緒キャスター「実は小学校のころに打ってなかった。たまたま学校を休んで。最近打ちました」
羽鳥「高木さんはあの年齢の中に入ってしまうが…」
高木美保(タレント)「ギリギリのところ。今年で51歳なんですけど、記憶ではかかったことがあるが、正しいかどうか」
羽鳥「みんなそうですよ。やったかもしれないとか」
松尾貴史(タレント)「はしかだったか風疹だったか、おたふく風邪だったか」
23歳以下は免疫あり。34歳以下はほぼ免疫あり
風疹ワクチンの接種は、23歳までの人たちは幼児期と就学前の2回個別接種をしている(個別とは任意)。その上の年代34歳までは、幼児期または中学生のときに1回の個別接種をしている。問題はその上だ。女性は51歳までが中学のとき1回集団接種しているが、男性は何もしていない。女性も51歳以上は受けていない。今の爆発的な流行はこの年代なのだという。
高木「自分が抗体をもっているかどうかわかるんですか」
小松靖アナ「病院でわかります」
高木「それじゃ打っちゃった方が早いか」
小松「いまいちど確認して、自分の身を守ってください」
自分を守るというより、加害者にならないことだろう。妊婦にうつしたりしたら大変だ。