エスカレートして人間に向かう可能性
山本「最初のころは、惨殺された猫は公園や路上に放置されていました。最近は他人の敷地内に侵入して置いていくというやり方に変わっています」
惨殺の手口がこれまたひどい。最初に痛めつけ、それから殺して切断する。発見される場所には血痕がないので、他の場所で切断して運んで来るようだ。
みの「このままでは、これからも続くだろう」
出口教授は「早く犯人を見つけないとエスカレートする可能性は高いです。場合によっては、対象が小動物から人間へと変わるかもしれない。私自身、そうした例を数件見聞しています。金品強奪や怨恨ではなく、『俺はここまでやっている。凄いだろう』と誇示するために人を殺す。愉快犯の典型です」と語っている。かつて、世間を震撼させたそういう事件があった。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト