元裁判員が慰謝料請求「殺人の現場・遺体写真でストレス障害」夜眠れない

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制度スタート直後は「白黒写真」にする配慮

   濱口弁護士「日本の裁判員制度には秘守義務が課せられています。裁判の中で知り得たことは外部に漏らすことはできません。アメリカでは裁判における証人や証言内容をオープンにすることが許されていますが、日本ではそれも禁じられています」

   メインキャスターの小倉智昭「裁判員にそれほどの悲惨な写真を見せる必要があるのでしょうか」

   濱口「裁判員制度が始まったころは、裁判員に配慮をしていました。殺人事件の裁判では写真を見せるときもカラーではなく白黒写真にするなどです。でも、制度が始まって4年。いつの間にかそういう配慮も薄れました」

   岸本は女性は今もフラッシュバックが起こり、食事も喉を通らず夜も熟睡できないそうです」

   とはいえ、被害者の無念を晴らし、犯人を罰するという極めて重い責任を果たす以上、犯行のありのままを直視するというのは裁判員としての義務だろう。たしか、メンタルなケアを受けられる制度があったはずだが…。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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