「なんでそこまで、やるのよ」
司会の小倉智昭が大仰に紹介した。新潟県糸魚川市が結婚相談所大手の「ツヴァイ」と契約し、入会する際の登録料を税金で負担することにしたという。人口減に歯止めをかける狙いだ。最近、婚活を支援する自治体が増えているが、効果はどこまで期待できるのか。
「1年以上住民登録している男女」「市税滞納なし」が条件
司会の小倉智昭「ちょっと驚いたのですが、婚活費用を負担しますよと、市が。糸魚川市は65歳以上のお年寄りがどんどん増えて、若い人が少ないんですって。きょう(2013年5月7日)、市と会社が契約をするそうです」
市が負担するのは「ツヴァイ」への入会金6万3840円。月会費1万円などは個人負担となる。
小倉「笠井君、そんなに切羽詰まっているの」
キャスターの笠井信輔「人口減少が止まらず、とても大変だというといことがあるんですけど。参加条件は糸魚川市に1年以上住民登録しており、20歳以上の独身男女で、市税を滞納していない人となっていますが、ぽっと思いついたのではなく、他にも婚活事業をいろいろやっています」
人口減少に歯止めかからず、「見合いおばさん」に手当
笠井が紹介した糸魚川市の事業は(1)ハッピー出会い創出事業=結婚を希望する独身男女10人以上の合コンなどのイベントに最高10万円援助(2)縁結びコーディネート事業=いわゆる近所の「お見合いおばさん」みたいな人に活躍してもらうというもの。結婚させて市内に住ますことができたら8万8000円(3)市主催の婚活イベント開催=これまで21回開催し13組が結婚
笠井「ホームページを見ますと、最初に『婚活するなら~糸魚川市~』と書いてあります。つまり、町起こし、背に腹はかえられないとさまざまなことをやっているんですよ」
ちなみに、糸魚川市は新潟県の西端で日本海に面し、名所の親不知で知られる。人口は約4万6800人。
笠井「怜ちゃん、行きますか」
キャスターの菊川怜「ここと通うのが大変ですね」