富士山「世界遺産」あやかり銘柄上昇―富士急ストップ高!富士フイルム、不二家まで…

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   富士山が世界遺産に登録されることになったが、井上貴博リポーターは「景観保全のための経費はユネスコが負担するのか日本なのかは明らかになっていません」と伝える。これで観光客が増えるのは間違いないが、増えるゴミ、交通渋滞、宿泊施設、やらずぼったくりの悪質業者で、かえって観光資源としての価値が低下することも考えられる。

「不二」「フジ」まで値上がり

   富士山人気にあやかろうと、きのう1日(2013年5月)の株式市場では、富士山周辺の交通機関や遊園地などを持つ富士急の株がストップ高で1000円台を突破し、富士フイルムHD、富士通ゼネラル、富士製薬と富士の付く銘柄が軒並み上昇し、ついには不二家やフジが付く銘柄まで上がった。

   司会のみのもんた「日本は20年近くにわたって富士山の世界遺産登録を申請してきて、それが認められたことは嬉しいが、富士山の構成遺産である三保の松原を除外することを条件にというのは残念ですね」

   井上「三保の松原を除外しろとなった理由は、富士山から45キロも離れていることと、海岸防壁が審美に耐えないとのことのようでした」

   山本リポーターが三保の松原から松原の保全に関わっている旅館の女将・遠藤まゆみさんと伝える。遠藤さんは問題とされたテトラポットを背景に「松原の向こうに富士山が見えるというのは、日本人にとってさまざまな思いがある風景です。ぜひ、政府に再チャレンジしてもらいたいと思います」と語った。

   コメンテーターの北川正恭(早大大学院教授)「世界遺産に登録されるというのは良いことですが、地元にとってはメリットもデメリットもあるでしょう。そのバランスを配慮するのが難しいです」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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