「ニューズウイーク日本版」元編集長「そんなに英語いらない。スマホに同時通訳機能」
子どもの英語が上達すると心配も出てくる。日本語との両立だ。ある園児の家庭を訪ねると、いまのところ、その点は杞憂だった。家ではすべて日本語で通している。小学校に上がれば英語を忘れるかもしれないという心配もあるが、卒園生を対象に放課後を利用した英語の授業も行っている。
司会の小倉智昭が「いやあ、うらやましいですね」とため息をつく。コメンテーターの宋美玄(産婦人科医)は「私も英語の授業を英語でする中高に通っていたのですが、12歳からでは舌も耳もダメですね。子どもには英語漬けの環境を思うのですが」と話す。
キャスターの笠井信輔「小学校に行くとどんどん忘れていくので、英語教育への投資を続けないと子どもの英語の能力は落ちていくと思いますね」
雑誌「ニューズウイーク日本版」の編集長も務めた国際ジャーナリストの竹田圭吾はクールな見方を披露した。「実際にはほとんどの日本人には英語なんかいらないですよ。この先だって、スマホで同時通訳ができるようにすぐなると思う。ペラペラしゃべるといっても、内容のないことしか話さない人もいっぱいいる。ただ、外国語でコミュニケーションするってことが感覚でわかるということはメリットだ」と語る。
英語のできる人だからこそそう言えるのかも知れない。英語を社内公用語にする企業も出る時代、英語に関する悩みは増えそうだ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト