テロリストは「日米同一視」次に狙われてもおかしくない対米追随ニッポン
ボストンマラソンの爆弾テロ事件は世界中を震撼させたが、2人の容疑者の1人が死に、もう1人は重傷だからか、なぜ彼らがあのような犯行に及んだのか、背後関係はないのか、さらなる爆弾テロはあるのかなどの情報が伝わってこない。
そのためか、週刊文春、週刊新潮には後追い記事が見当たらない。週刊現代だけがトップで次は日本が狙われると警鐘を鳴らしている。
<アラブのテロの温床だったレバノンで大使を務めた天木直人氏も、「テロリストは日本を狙い出す」と懸念を示す。
「安倍首相が日米同盟を強化すればするほど、テロリストは日米を同一視して襲ってきます。私はアラブのテロの恐ろしさを身に沁みて知っていますが、あれは襲ってきたら防ぎようがありません」
軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏によれば、日本には、いわゆるテロ三要素が揃っているので、特に要警戒だという。
「まず第一に、大量のテロ予備軍の存在です。格差社会の閉塞感の中で、社会に不満を持つ引きこもり、民族主義者、軍事マニアなどが大勢います。
第二に、爆弾の製造が容易だということです。爆薬の入手は難しいものの、工業用爆薬や化学肥料からも作れます。そして爆薬さえ入手すれば、今回のテロに使われたような爆弾の製造方法は、インターネットを見れば、懇切丁寧に書いてあります。
そして第三に、日本は欧米先進国に比べて、極めて警備が緩いということです」>
いまの時代、テロはどこでも起こる可能性がある。その憎しみを生み出した元凶の一つは間違いなくアメリカである。盲目的な対米追随ではなく、日米同盟が日本に与える悪影響についても十分に議論されなければいけないはずである。