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東電「国民の税金タレ流し」1日の仕事を4日でやる殿様体質目に余る!

   『週刊朝日』の「東電福島第一原発事故『賠償金算定』驚愕の実態」は注目すべき記事である。東京都江東区にある、福島第一原発事故を巡る東電の補償業務データ入力の仕事をしたジャーナリストのレポートだが、東電のいい加減な仕事ぶりに怒りが沸いてくる。

<結局、私が在籍した5カ月間で、『有意義』な仕事をしたのは全就労時間の3分の1程度だったのではないか。事実、作業が中断するたびに、派遣社員の間から『一日でできることを4日でやる会社』という声が囁かれ始めた。
   その後ろめたさのせいか、体力的には楽な仕事だったが、辞めていく人が相次いだ。派遣会社は人員増に躍起になっていて、昨夏には、われわれに対して、誰かが面接に来てくれたら5千円、契約したら3万円という破格の『紹介キャンペーン』まで提示。昨年9月ごろには、他の派遣会社も含めて人員は2千人ほどにまで膨らんだ。単純計算すれば、派遣会社はわれわれに支払う人件費だけでも月3億~4億円。東電につぎ込んだ税金が、こんな形で使われていたのである>

   機密保持のためと、昼でもブラインドを下ろして電気を煌々と灯していたのに、こんな盲点があった。<さらに危惧すべきことは、ここから東電の社内ネットワークにつながることだ。われわれ派遣社員も使っていた社内ネットワークの項目を見て驚き、怖くなった。外部につながらないという安心感からなのか、社員名簿から原子力設計情報、管理部、各発電所の情報、高圧線管理など、あらゆる分野の項目があった。

   さすがに、そこから先は専用パスワードが必要なため、内容を見ることはできなかったが、優秀なハッカーであれば、簡単に入り込めてしまうだろう>

   こうした東電の殿様体質のために、補償金を待ちわびる被災者のもとへなかなか届かないとしたら、こんなバカなことはない。われわれの税金を湯水のように投入していることを東電はどう考えているのか。こうした情報をもっとメディアは流して欲しいものである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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