「70歳のときより調子はいい。5月13日に頂上に立ちます」
三浦さんが最初にエベレスト登頂を目指したのは65歳のときだった。「メタボで不整脈をかかえるじいさんが、70歳で目指すのは面白いじゃない」と、 片足4キロ、背中に20キロのリュックでトレーニングをはじめた。そして2003年、70歳で初登頂。さらに08年に75歳で2度目の登頂を果たした。
今回は3度目の挑戦だが、昨年11月(2012年)の羽鳥とのインタビューで、「不可能と思われることにチャレンジしてみたい。80歳でエベレストなんて、こんな幸せな人生ないと思いますよ」といっていた。先月29日にカトマンズに入り、27人のグループでルクラからエベレスト街道を16日かけて(通常は10日)トレッキング。16日に 5300メートルのベースキャンプに着いて、さらにプモリのトレーニングにきていた。
この日のナマのやり取りの途中で画像も入ってきた。不鮮明だが、赤いジャケット姿が山を背にしてしゃべっている。羽鳥が「赤い服装ですか」と聞くと、いったん途切れたが、「そうです」という。間違いない。ナマの映像だ。ちょうど朝日がさしてきたところで、後ろの山がエベレストらしい。
話はさらに続いたが、登頂は来月13日の予定。「8300メートルの最終キャンプでは抹茶パーティーをやる」「70歳のときより調子がいい」と意気軒昂である。頂上にたどり着けたら「バンザイを叫ぶだけ」だ話す。
羽鳥「頑張ってください」
三浦「ありがとうございました」
山登りはいつ何が起るかわからないが、まずは天候と健康を祈りたいところだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト