こんなところになぜ?東名高速・防音壁すき間に首なし死体―死後10年。性別不明

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   東名高速道路の高さ6メートルの防音壁の上部から性別不明の頭のない遺体が見つかった。道路側の防護壁と裏側のスレート板の外壁との間はわずか17センチで、その間に遺体があった。自分でよじ登ったにしては狭すぎるし、わざわざこんなところに死体を遺棄するとも考えにくい。

壁裏側にゴミやペットボトルの生活痕跡―ホームレスか?

   死体が発見されたのは22日(2013年4月)で、神奈川県川崎市の東名高速道路・東京料金所近くの上り車線の防音壁だった。33年前に設置された防音壁の劣化が進み、張替え工事中に作業員が見つけた。作業員は「布に包まれた骨が見え、獣ではないという感じで警察に報告した」という。

   警察によると、遺体は白骨化して死後10年以上たっているという。頭がなく性別不明で、セーターとズボンを着用し、靴は履いていない状態だった。

   警視庁の江藤史朗・元警視は「他殺による死体遺棄なら穴を掘って埋めればいいこと。他殺の可能性は非常に低い」と見る。リポーターの阿部祐二によると、防音壁裏側は立入禁止になっているが、遺体のあった付近の敷地にはペットボトルやポップコーンの空箱、空缶が散乱しており、誰かが生活していた痕跡があるという。阿部が取材をすすめると、ここに人が住んでいたという情報のほか、2年前に人の頭だけが発見されたという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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