中国で鳥インフルエンザ(H7N9)の感染が拡大している。山東省でも23日(2013年4月)に36歳の男性の感染が確認された。3月31日に人への感染が確認されて以来、中国では2市5省で死亡者22人、感染者109人に達した。
発表よりずっと多い感染者「発熱あるが咳・タンない」
鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センター長は、中国が発表している109人の感染者について、「感染者というよりも重症化した人だろう。軽症者や症状が出なかった人はもっといるはずです。中国は発表しないから…」と不気味な推測をする。
司会の加藤浩次「どんな症状なのですか」
大槻センター長「われわれはこのウイルスの抗体をまったく持っていないので、これまでのインフルエンザに比べはるかに怖い。伝え聞きたところでは、発熱はあるが、咳や痰はほとんどなく、年齢を問わず重症の急性肺炎にかかり死亡しているようだ」
「マーケットに近づくな」「帰国したら徹底洗濯」
これまでのところ人から人への感染は確認されていないが、大槻センター長はこのゴールデンウィークに中国への旅行者が、注意すべき点をあげた。「中国では生きている鳥を扱っているマーケットには絶対近寄らない」「帰国してからは、衣服やバッグにウイルスが付着している可能性があるので、洗剤でよく洗濯すること」だという。
コメンテーターの宮崎哲也(評論家)「中国政府に感染者全体のデータを出してもらわないと、重症化率とか致死率が分からない」
キャスターのテリー伊藤(タレント)「出す国じゃないですけどね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト