FBIもつかめない「ホームグロウン・テロ」米国内に広がる憎悪の芽

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   ロシア南部出身で生まれアメリカ移住した兄弟は、なぜボストンマラソンを狙って無差別爆破を仕掛けたのか。9・11以来、アメリカはテロ対策を強化してきたが、その網の目をくぐるような犯罪だった。アメリカ国内で新たなテロの芽が育ちつつあるということなのだろう。

拒絶される移民…疎外感強めていったボストン爆破兄弟

   キャスターの国谷裕子は「兄弟は10代後半からスポーツジムに通っていたそうです。兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者はボクシングで頭角を現し、将来はアメリカのために、アメリカ代表としてオリンピックに出場することを夢見ていました。しかし、アメリカに馴染めず4年前ぐらいから疎外感を周囲に漏らしていました」と伝えた。

   兄弟の父親はアメリカで自動車修理工として働き、アメリカ国籍の取得を申請したが申請は認められなかった。しかし、兄弟の叔母は「アメリカ国民にならなくて良かった」と喜ぶなど、移民家族を取り巻く親戚関係は複雑だ。兄弟は友人にケガをさせたことなどをきっかけにアメリカに反感を持つようになり、2年前頃から移民問題に消極的なアメリカ議会を批判するようになっていった。

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