「レベルが低い」「ダメな人たち」
小学2年生の児童にこんな暴言を吐いていた東京・調布市立小学校の50代女性教師がいた。子どもの異変に気付いた保護者が昨年10月(2012年)、ICレコーダーを子どもに持たせて授業を録音させたところ、教師の暴言の数々が発覚した。
校長は否定…子どもにICレコーダー持たせて発覚
録音は5日間で25時間あり、「なんて人としてのレベルが低い子どもたちだろうと思います」「のろいんだよ、動きが!」「いつもダメな人たちだね、遅くなる人たちだね」「ダメな人生っていい加減にやめようと思いません?」などという罵詈が入っていた。給食を食べるのが遅い児童を「早く食べなさいよ、給食迷惑なんだから。なんで迷惑して平気なの。いつも遅くなって迷惑かけているじゃん」と面罵していた。暴言の多くはまずクラス全体を巻き込んだ後、一人の児童を攻撃するパターンだったという。
調布市教育委員会によると、この教師はキャリア20年というベテランで、周囲からは厳しい指導で厚い信頼が寄せられていたという。東大卒という報道もあるが、2011年4月に現在の小学校に赴任して4年生のクラス担任を受け持った際も暴言が問題になっていた。
昨年4月から2年生に変わったが、子どもの異変に気付いた保護者が校長に相談したが、授業の様子を見た校長は問題ないとして不問にしたため、子どもにICレコーダーを持たせて授業を録音させ、市教委に持ち込んでようやく発覚した。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト