被災地の最も悲惨な映像は取材禁止
問題は、その一方でテレビから凄惨な被災地の映像が消えたことだった。ロバート・キャンベル(東大教授)がこう指摘した。
「海外からの救援申し出に応じたほうがいいと思うが、たくさんの子どもたちが亡くなり、親たちが当局に抗議したのに、報道させないようにすべて封鎖してしまった。実際にどうなっているかわれわれは知ることができない」
紛争を抱えるチベットが近いこともあり、中国政府は自力で解決したいのだろうが、ガレキの下敷きになった被災者は72時間経過すると生存できる率が急速に低下する。すでに72時間以上がたってしまった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト