今週末からゴールデンウィークが始まるが、予想される今年の国内・海外旅行者は約2300万人と過去最高だ。まあ、どこも大混雑ということになりそうだが、話題は「伊勢女」「出雲ガール」だという。司会のみのもんたは「なんだ?だれが付けたんだろうね、伊勢女に出雲ガール。さて、なんでしょうか」と苦笑いだ。
伊勢神宮も出雲大社も今年は遷宮
JTB広報室の船水亜佐子マネジャーは「今年のゴールデンウィークは、伊勢、出雲といった神様にまつわるところが注目の1つになっています」と話す。伊勢神宮は20年に1度、出雲大社は約60年に1度の遷宮の年に当たるからだ。ここに若い女性が押しかけそうなのだという。そう、彼女たちが伊勢女、出雲ガールだ。
伊勢市観光課は「伊勢神宮を訪れる観光客は年間1000万人を超えるようになってきています。女性の2人連れ、3人連れが増えています」と説明する。市内のホテルは昨年(2012年)末から宿泊客は10%増で、もちろんGWは予約いっぱいだ。近畿日本鉄道は総工費37億円をかけて観光特急「しまかぜ」の運行をスタートさせた。プレミアムシートと呼ばれる前後左右がゆったりした座席でエアクッション。中高年や若い女性に人気で、こちらもGW中は予約は埋まった。
伊勢神宮にいた女性は「パワーもらいに来ました」「朝5時集合で五十鈴川でみそぎしてきました」なんて話している。
20~30代女性に寝台特急が大人気
出雲大社は縁結びの神だからもともと女性には人気なのだが、今年は意外なところに波及効果があった。東京と出雲市を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」が連日満席なのだ。プライベート個室があり、有料シャワーで汗を流すこともできる。乗り込んでみると、20~30代の女性グループが酒盛りをやっている。朝10時に出雲市に到着すると、彼女たちは「縁をもらいに行ってきま~す」と元気いっぱいに出かけて行った。
(テレビウォッチ編集部)