両親離婚の子どもたち「会いたいのに…」親権ない親と会わせてもらえない!

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   会いたいけど、会わせてもらえない。両親が離婚して、親権のない親に会いたくても会えない子どもが6割もいるという。30代のある父親は、息子に会えないように妨害したとして、親権を持つ母親を相手取って350万円の慰謝料請求の訴えを起こした。元妻は「会うことを妨害したことはない。子供が嫌がっていただけ」と反論したが、息子は「それは違う。僕はお父さんに会いたい」と涙ながらに語った。

   15歳の少年は「僕が小さい頃、お父さんとお母さんがよくケンカをしていた。家にいるのが怖かった」と話す。少年は母親のもとを飛び出し、父親の家に向かった。数日後、迎えに来た母親に帰ることを拒んだ。「お母さんはお父さんと別れた後、何かにつけてお父さんの悪口を言っていた。それを聞くのが苦しかった」という。

子どもの気持ち後回しの「日本の離婚」

   荘口彰久リポーターはこう報告する。「取材では何人もの子供たちが本心を明かしてくれました。アンケートでは6割以上の子供たちが親権のない親と会っていない。会いたいとしています。ここまで親の離婚問題が子供たちを傷つけているのかと痛感しましたね。

   最高裁は親権のない親と子供が面会することを妨害した場合は制裁金を課すという判断を下しています。また、離婚した夫婦の9割近くが養育費の未払いとなっています」

   コメンテーターの夏野剛(慶応大学大学院客員教授)は「欧米ではたとえ夫婦が離婚しても、子供を一人の人格として認めていますが、日本では子供は自分のものという意識がまだ強い。子供の気持ちを尊重して会わせるべきですよ」という。

   岡田育(編集者)「離婚は男女関係のもつれとか、夫婦の問題として考えられることが多いですが、離婚をしても親として子供とどう接するべきかを考えないといけないですよね」

   メインキャスターの小倉智昭は「僕も(離婚を)1回しているので、この問題について多くは語れません」と控えめだった。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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