「木造」で街を作れ!横浜にカラマツ使った4階建て大型建築―見直される耐震性

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東日本大震災被災地・東松島は「木化都市構想」

   大震災の被害を被った東松島市では、基盤整備にも木を生かそうという「木化都市構想」を打ち出している。林業振興だけでなく、建物、インフラにまで「木を使い尽くす」という。手始めに太陽光発電パネルの架台を木でつくった。道路のガードレールだって木にできる。昨年秋(2012年)に作った仮設の診療所も木だ。

   日本は長いこと豊かな資源を活用してこなかった。安い輸入材が国内林業を追い込むのを放置してきた結果、自給率は27%でしかない。東大大学院の安藤直人特任教授は「材料も技術も法律も整った。戦後の植林がいま樹齢に達しています。利用したら新たに植えて、これを持続可能なものにしたい」という。

   なるほど、木の時代が来たということか。だが待てよ。永遠に続くかと思われた林野特別会計の泥沼はどうなったのか。まさか、「公共事業なら多少高くても平気」なんていうマジックではあるまいな。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年4月18日放送「進む都市の『木造化』~林業再生への挑戦~」)

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