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ちょっと気の早い参院選予測「自民・公明130議席」あっさりとねじれ解消

   橋下徹大阪市長が共同代表を務める日本維新の会が、4月 14日に投開票した選挙で惨敗を喫した。週刊新潮はこれを「風が止んだと」評している。中で、政治アナリストの伊藤惇夫氏が「橋下さんのパフォーマンスが飽きられたのではないですか」と突き放したコメントをしている。

   凋落気味の橋下市長は、週刊朝日(4月12日号)が「賞味期限切れで焦る橋下市長」と書いたことにケシカランと怒っているが、この喧嘩を『週刊アサヒ芸能』が現役ヤクザに語らせている。某広域組織3次団体組長がこういっている。

「朝日もどうかと思うが、橋下の喧嘩のしかたには品がない。結局は大局が見えてないんじゃねえか。局面で見れば、朝日側はまだまだ参っているわけだ。橋下はタイマンでマウントポジションを取ってる状態だ。なのに、あんな小さいことでさらにすごむってのは器が知れる。タイマンに勝っても大局で負ける場合もあるんだから。些細なことですぐカッとなって突っかかるなんて、頭の悪いチンピラと一緒だ」

   こうした批判をどう聞くのか、橋下市長は。

   『週刊文春』がずいぶん気の早い「参院選全選挙区完全予測」をやっている。文春によれば「自民党の予測値は、選挙区で四十六議席、比例で十八議席、合計で六十四議席を獲得。非改選議席と合わせて、百十三議席にまで達する見込みだ。公明党と合わせた選挙後の自公の予測議席数は百三十議席で、過半数(百二十二議席)を優に確保。衆参のねじれはあっさりと解消されそうだ」

   後半で、あなたは次期参院選でどの政党に投票しますか? というアンケートをメルマガ読者900人にしている。自民がダントツ第1位で、日本維新の会はみんなの党よりも少なく第3位である。支持率が落ち気味の日本維新の会だが、橋下市長の参議院選出馬はあるのだろうか。出たとしても起死回生とはいかないとは思うが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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