皇太子ご夫妻が今月30日(2013年4月)のオランダの新国王即位式に出席される見通しとなった。雅子さまの出欠がなかなか決まらず、宮内庁がやきもきするという異例の事態となっていた。雅子さまにとっては、オーストラリア・ニュージーランド以来11年ぶりの公式な外国訪問となる。ギリギリでの判断となった背景には何があったのか。
フジテレビの橋本寿史編集委員は「雅子さまはご自分の中でも健康面でちょっと不安視されていたと思います。どうしようかと検討に検討を重ねここまで来てしまった。最終的には行きたいという気持ちが強かったんだと思います」と語る。
マキシマ新王妃と共通点「民間出身、元キャリアウーマン、子どもは女の子」
雅子さまとオランダには特別な関係がある。適応障害と診断された3年後の2006年、招待を受け静養のために2週間滞在されたのがオランダだった。滞在中、オランダ王室と家族ぐるみの親交が深まった。
メインキャスターの小倉智昭「雅子さまがゆかりの地、オランダをご訪問なさるのは非常にいいことだと思いますけどね」
レポーターの武藤まきこが解説する。「雅子さまは今度王妃になられますマキシマ皇太子妃とも非常に親しくなっておられます。というのも、マキシマ皇太子妃はアルゼンチンにお生まれになって、ニューヨークで銀行にお勤めになっていたキャリアウーマンです。民間出身でお子様も女の子ということもあって、打ち解けていろんなお話をなされたようです。今回もプライベートでというお話もあったようです」
小倉「お父様は国際司法裁判所でハーグにいらっしゃいますが、ハーグでちょっとでもお会いになる時間はないもんですかね」
橋本「雅子さまはきょうの園遊会(4月18日)もご欠席ということで、多分、国内をないがしろにして海外にだけ行くのかという批判が出てくると思います」
小倉が異論を挟む。「(批判が)出ますか」
橋本「出てくると思うんですが、その一方で、一歩一歩公務を始められることで今後にいい影響が出るんじゃないかと思っています」
小倉「ご無事に行っていらっしゃることをお祈りしたいと思います」