「有権者の考え変えられないが、投票所に行かせることはできる」
スタジオゲストでジャーナリストの津田大介さんも、米国のオバマ大統領の選挙スタッフからこんな話を聞いたという。「ネットで有権者の考えを変えることはできないが、行こうか迷っている人を行かせることはできる。投票率を上げることが最大の効果だ」
津田さんは「有権者にとって一番のメリットは、政治家を判断する材料が増えること。また選挙以外でも、政治に触れる機会が増えて、政治が身近になる」などと話していた。
日本でもネット選挙で参院選の投票率が上がるのだろうか。その場合は、ネット効果なのか、それとも「上がった」ものの例にもれず、アベノミクス効果なのか。そのへんの判断はむずかしそうだ。
ボンド柳生
*NHKクローズアップ現代(2013年4月16日放送「ネット選挙解禁へ 政治はどう変わる」)