非核化拒否して中国の後ろ盾失った金正恩
もう1つ変化が見られるのが、北朝鮮の後ろ盾であった中国の動きだ。今年2月、英国の「ファイナンシャルタイムズ」紙にある論文が掲載された。筆者は中国の新聞「学習時報」の元副編集長だ。タイトルは「中国は北朝鮮を見捨てろ」だった。元副編集長は「この論文は私だけの考えではない。同じように考える人が中国全土で広がっている」とクローズアップ現代の取材に応えた。
李教授「中国は朝鮮半島の非核化を求めています。しかし、金第一書記は核保有は父・金正日の遺訓だとして反発していて、無視しました。これによって、中国と北朝鮮の間がギクシャクしはじめました」
国谷「中国もアメリカも北朝鮮に非核化を求めています。でも、北朝鮮は核保有を強化しようとしています。核保有と非核化、両者の間のギャップが大きいのでは?」
李教授「中国の動きは北にとってプレッシャーになります。また、中国に依存せざるを得ないところもあります。すぐに効果は上がりませんが、北は中国に刃向かえないでしょう」
中国は毎年贈っていた「金日成生誕日の特別配給」のための食糧プレゼントを今年は中止した。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2013年4月15日放送「北朝鮮 相次ぐ挑発の謎」)