ボストン警察当局 サウジ出身の20歳「拘束」?爆発前後に不審な行動

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   アメリカのオバマ大統領はボストンマラソンを狙ったと思われる爆弾テロで、「誰が何のためにやったのかを突き止めて、裁きを受けさせる」と厳しい調子で語った。捜査にあたっているFBIも「テロと認識し捜査を進めている」と声明を出した。

   「ニューヨークポスト」紙電子版は「警察当局は、爆発から2時間ほどあと、爆発現場にいて病院に収容されたサウジアラビア出身の20歳の人物が何らかの事情を知っているものとみて、監視下に置いている」と伝えた。

全米に広がる「9・11テロ」の恐怖

   精神科医の香山リカは「9・11から10年以上経ちましたが、アメリカ人はそのトラウマから抜け切れていないところがあります。今回の爆発はあのときのことを思い出させ、全米で心理的な恐怖がものすごく高まっていると思います」という。

   弁護士の菊池幸夫はこう話す。「爆発したのは2つ。そのほかにも爆発していないものがあるようですが、これだけ多くの爆弾を現場に持ち込んでいるということは、爆発で死傷者が出てもかまわないという犯意の強さを感じますね。これで終わるのか、あるいは別のところでもこういう事件が起きるのか、警戒を緩めることはできないないと思います。

42キロの盲点―コース・沿道すべてチェック不可能

   ランナーと沿道にいる観客の近さがマラソン大会を盛り上げるいい要素で、家族がいたり、子どもがいたりする。そうした沿道を狙った許し難い卑劣な犯行で、次は阻止して欲しい」

   42キロ強の沿道をどうチェックするかは難しい問題だ。キャスターのテリー伊藤は「42キロの沿道には何十万の人がいるわけで、ここも不安があるんじゃないかと常に思っていなければいけない。ウィークポイントでしたね。ボストンマラソンはテレビ中継されているので、犯人側からすれば世界中に配信され、効果は大きいですね」

   楽しいスポーツイベントに爆弾が仕掛けられるとは、これまでは映画の世界の話だった。次のビッグマラソン開催が心配になってくる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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