浅田真央(22)が引退をほのめかした。おととい13日(2013年4月)、東京・代々木競技場で行われた世界フィギュアスケート国別対抗戦で、演技を終えた浅田は苦しそうな表情だった。女子シングルでは不本意な5位。ために日本チームも3位どまりだった。引退発言はその後の会見で出た。
「ソチ五輪で自分の最後で最高の滑り」
浅田はこう話し出した。「自分の集大成として、最後はスケート人生の中で、ソチ五輪というすごく大きな舞台で、自分の最後の最高の滑りをできるようにって…」
「今年に入ってから徐々に思い始めたんですけど、自分の気持ちってやっぱりプッときたときがあったので、そのときに、そうなのかなぁって思っ て。それから今年あと1年間、とりあえず自分のできるすべてのことをやってみようと」
全部を聞いてようやくわかる引退宣言だ。
「将来的には、ちゃんと子どもが欲しいです。旦那さんと巡り会って、いい家庭を築きたい」
う~ん、もうだれかいるのかな。
ジャンプ決まらず「体も足も呼吸も苦しかった」
最終日の演技はジャンプがいまひとつ決まらず、「体も足も呼吸も苦しかった」といっていた。シーズンの締めくくりとしても不本意だったろう。代わって逆転勝利した鈴木明子とは対照的だった。もっとも、そのあとは団体戦で応援に明るく振る舞ってはいた。
これを聞いた高橋大輔選手(27)は「そこまでかけたいという思いが彼女の中にあるんじゃないですか。でも、終わってみないと正直本人もわからないんじゃないかな」と話す。
最後に、きのう行われたエキジビションの明るくコミカルに踊る姿が映し出された。まだ22歳なんだとあらためて驚く。もっと驚いたのは、「モーニングバード!」だ。小松靖アナが「応援してます。がんばってください」といっただけでコメント一切なし。なにかあったのかい、といいたくなるような扱いだった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト