飲酒運転を体験して!プロドライバーでも「こりゃダメだわ」警察署が主催

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   飲酒運転による事故が後を絶たないなか、実際に飲酒運転を体験して危険性を知ってもらうイベントが13日(2013年4月)、所沢市内の自動車教習所で行われた。埼玉県警所沢警察署が主催した。この飲酒運転体験に中山美香リポーター参加、「実験だと思って少し飲みすぎました。頭で分かっていても体が動かなったです」と報告した。

宅配便ドライバーなど20人が参加

   飲酒運転体験イベントを企画した所沢署交通課の曾田雄一課長は「全国で飲酒運転が非常に多いため、少しでもなくそうと始めた」という。参加したのは、マスコミ関係者や宅配便のドライバー20人。飲酒の前に動体視力検査やドライビングの適性検査を受け、正常な状態で教習所内を試乗する。

   次に、警察が別室に用意したおつまみ付きの酒を飲むこと1時間。そろそろ怪しくなってきた段階で、再び動体視力の検査を行った結果、中山は飲酒前0.9が飲酒後は0.7に、ヤマト運輸でドライバー暦18年という41歳の運転手は0.9から0.2に大きく低下していた。吐いた息に含まれるアルコール量を計測した結果、中山は0.6ミリグラム、運転手は0.55ミリグラムで、0.15ミリグラム以上の「酒気帯び運転」をはるかに超えていた。

   この状態で運転すると、運転手は再三にわたり縁石に乗り上げる。「酔っていると、自分ではこれでいけるだろうという感覚がなくなるのでダメですね」と話す。

中山美香リポーター「縁石衝突」でギブアップ

   ほろ酔い気分の中山はスタート直後からS字カーブ入り口で縁石に追突し立ち往生、「もう無理です」とギブアップした。このVTRを見て司会の加藤浩次は、「これはダメ。本当にダメ」と吠え続け、「ダメ」を6連発した。中山は「やっているつもりが、できていない。頭で分かっていても体が動かない」という。

   警察庁によると、2002年は飲酒事故が2万3331件、飲酒死亡事故が1000件で、これをピークに罰則が強化されて減少したが、それでも昨年(2012年)には飲酒事故4603件、飲酒死亡事故256件とまだなくならない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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