米韓の「懐柔姿勢」に国内向けは「勝った!勝った!」
渡辺和洋リポーター「北朝鮮を思いとどまらせるために、韓国の朴大統領は対話を呼びかけ、アメリカのオバマ大統領は米韓合同演習のいくつかの作戦を中止することを表明しています」
メインキャスターの小倉智昭が「今になって北朝鮮を懐柔するような動きを見せるなら、始めから北朝鮮に強硬姿勢をとらせるようなことをしなければよかったのに」と語ると、コリア国際研究所所・朴斗鎮氏朴所長は「これで金第一書記は自分の立場を不動なものにするでしょう。核実験とミサイルで偉大な指導者という立場を確立しました。これまでは軍内部の一部に、若いし実績がないと批判する声があったようですが、これで軍は何も言えなくなったと思われます」とみる。
コメンテーターの夏野剛(慶応大学大学院客員教授)「北朝鮮の国内経済の低迷状態はいまだに続いており、ミサイルで自分の立場を強化せざるを得なかったのでしょう」
朴所長「韓国は対話を呼びかけ、北朝鮮との緊張状態から降りてしまった。ボールは北朝鮮側にあるわけで、北朝鮮は今後、韓国にさまざまなことを仕掛けてくるでしょう」と不気味な予測をした。北朝鮮は次の一手に何を繰り出してくるか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト