東京真下に「地球3周分の地下迷宮」心配な地震・津波で首都壊滅

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世界一長い「高速道路トンネル」間もなく開通

   高度に発達した掘削技術のおかげで、都心では世界で一番長い首都高速の「山手トンネル」(18キロ)がまもなく完成する。電気、ガス、水道、通信インフラも地下に潜り始めている。これらのインフラを収容する共同溝が都心の国道すべてに整備され、総延長は100キロを超える。さらに、ルートの多くが地下を走るリニア中央新幹線が2027年開業を目指して来年(2014年)から工事が始まる。迷宮と化した東京の地下の安全対策は万全なのだろうか。

   国谷「これだけ複雑で、地震や津波、洪水に対して安全ですか。もし地下深くの駅ホームで暗くなった場合、まわりの風景も見えず、どこへ逃げればいいか分かりませんよね」

   粕谷「停電に対しては非常電源があり心配なく移動できます。ただ、高さの感覚が分からなくなるので、色分けで深い浅いが分かるようにしています」

   福島原発事故のずさんな防災対策がまだ生々しく、地下防災に対しては疑念が多いことは否めない。最後に国谷が「地下防災の弱点を洗い出していく必要があるんじゃないですか」と、東京の地下の過密化にクギを刺した。

モンブラン

NHKクローズアップ現代(2013年月日放送「広がる地下迷宮~都市の地下開発最前線~」)

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