タンク増設しても47日で満杯
レポーターの岸本哲也が現状を説明する。「汚染水は1日400トン増えています。現在、地上のタンク29万トン、地下貯水槽6万トンの保管容量がありますが、今後、地下貯水槽は使わないので、保管可能な容量は地上タンクの29万トンだけです。しかし、すでに28万トン保管されていますので、余力は1万トンのみ。つまり、残り25日分しかないということになります
。東電は5月末までにさらに1万9000トンのタンクを増設する計画を立てていますが、これでも47日分です。広瀬社長は今後どんどん貯水タンクを増設していくといっています」
先月(2013年3月)、現場を訪れた司会の小倉智昭はこう話す。「東電の社長、よくそんなことサラッと言えるなと思う。核燃料棒の冷却に何年かかるのか。あたり一面プールになるという話でしょ、現実離れしていますよ」
コメンテーターの中江有里(女優、脚本家)「もし海に出ていくようなことになったら、東電だけでなく日本国の問題になりますよね」
すでに東電に任せておいていい話ではなくなっている。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト