吉野家「並盛り280円」期間限定なしの大幅値下げ!すき家、松屋に巻き返し

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   牛丼の安値競争が激化してきた。期間限定で値下げを実施している「すき家」(12日午前8時まで)、「松屋」(15日午後3時まで)は通常280円が250円と30円引きだ。そこにきのう10日(2013年4月)、「吉野家」が18日午前10時から並盛り380円を280円に100円も値下げすると発表した。牛丼は三つ巴の値下げ争いだ。

米国産牛肉BSE規制緩和で卸値下落

   吉野家は並盛りだけでなく、大盛りは40円安くして440円、特盛りも90円安い540円になる。今回の値下げは販売キャンペーンではないので、期間は設けない。吉野家が大幅値下げに踏み切ったのは、アメリカ産牛肉のBSE対策規制が2月に緩和され、アメリカ産牛肉の卸値が下がってきたからだ。ここ数年、吉野家はすき屋、松屋に比べて売上数で一人負け状態が続いていて、値下げで客数3割増見込んで逆転を狙う。安倍修二社長は「とにかく価格が一番です」という。

サラリーマン意外な反応「ありがたいけど経営は大丈夫なの」

   東京・新橋でサラリーマンに聞いた。「お昼は500円以下で済ませるようにしている。だから牛丼チェーンを愛用してます」「利用する側としては単純に安い方がいい」「他のものが値上げしそうなので、値下げするものがあってもいい。庶民にとってはいいのではいですか」という声がもちろん多いのだけでど、「経営は非常に厳しいんじゃないの。無理しない方がいいと思うな」「すでに牛丼業界はデフレが進んでいる状態。どんどんデフレが進んでしまうのではないか」という心配するサラリーマンもいた。

   司会のみのもんた「この3つの会社全部に言いたい。タマネギ、もう少し増やせ。ぜんぜん違う。僕はスタジオの近くにあるのが吉野屋だから吉野家を食べてるけれどね」

   アベノミクスで「デフレ脱却」とはいうものの、サラリーマンが昼食代にかけられる小遣いが当面は増えるわけじゃない。すき家、松屋が値下げ期間延長という動きになってくれれば、サラリーマンはありがたい。

(磯G)

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