株価1万4000~5000円超えるたらバブル心配
司会の羽鳥慎一「お金の流通量が2倍とはどういうことなんですか」
エコノミストで明大准教授の飯田泰之は「流通量より重要なのは『金利低下を促す』ことです。長期国債買い入れの平均残存期間を3年から7年に延ばすというのは、日銀が支え続けますよと宣言しという意味で、先行き同じ政策が続くとなれば安心して借りられる。7年間は大きいですよ」
飯田はこのとき「きょうマーケットは今年の最高値をつけて始まる。場合によっては1万3000円台を突破する」と予想したが、このあと実際にそうなった。
羽鳥「お金の量が2倍になって大丈夫なのですか」
飯田「2倍、3倍にした米英にくらべるとまだ控えめ。ただ、株価が1万4000~5000円になると、金融政策を離れて純粋なバブルになる可能性があります。そうなるまでにはまだ間があるが、そうなったときにどうするかが重要です」
羽鳥「一般にはタイムラグがある」
飯田「中小企業やベンチャーが動き出すまでには1年半。金融政策はパイを大きくするが、どう切り分けるかは政治になる」
その安倍首相は言葉の爆弾だけだったようにも思えるのだが…。それが大きく動いているのが不思議。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト