朝のワイドショーが新歌舞伎座のこけら落とし公演やら北朝鮮のハッタリ外交ヤラを報じていたきのう3日朝(2013年4月)、アメリカの大リーグ「レンジャーズ対アストロズ」戦でレンジャーズのダルビッシュ有が大変なことをやっていた。奪三振を山のように積み上げ、ひとりのランナーも出していない。そして、9回裏2アウト、あと1人打ち取れば完全試合だ。
その最後のバッターへの第1球、ちょっと甘く外角高めに入った。打ち返されたボールはダルビッシュの差し出したグラブをかすめて股間を抜けていった。完全試合をあと1人というところで逃がした11人目の男となった。
典型的なピッチャー返し
司会のみのもんたは悔しがる。伝える高畑百合子アナの報告も、「ああ~」ななんて溜息をついて聞いているんだか聞いていないんだか…。そして、卓抜なる分析を加えた。
「典型的なピッチャー返しでしょ、もうちょっと脚が短ければとれたのよ。グラブは届いた。ダルビッシュは脚が長いからねえ。脚短いボクだったら体で止めてますよ。でも、そのあとの笑顔がいいねえ」
待ってましたと、北川正恭(早大大学院教授)「最高の演出だと思うな。みんなクーッってなったものね」
みの「なんていう選手なの、打った選手」
高畑「ゴンザレスです。9番バッターなのに」
この話、いつまでも続きそうだったが、自民党の石破茂幹事長の生出演が控えているということで、そうそうに切り上げた。(テレビウォッチ編集部)