日ハム大谷翔平「二刀流」賛成67%!元選手や評論家「投手やってからでも遅くない」

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   今冬は寒さが厳しかったが、暖かくなると一気に5月上旬の陽気まで温度が上がり、桜が満開になってしまったから、さまざまなことをゆっくり思い出している暇がない。先週半ば、井の頭公園近くの花を愛で、土曜日は新宿御苑、千鳥ヶ淵と回って夕刻、隅田川の川沿いで夜桜見物。日曜日は中野通りの桜を観て、新井薬師を参拝して近くの公園で花見の小宴をもった。

   月曜日は江戸川橋公園の神田川沿いの桜を肴に花見で一杯。火曜日は中野哲学堂、水曜日は四谷から市ヶ谷にかけての土手の桜を楽しんだ。まだ、八芳園、飛鳥山、六義園にも行きたいし、根津神社からほど近い立川談志師匠のお墓参りをかねて、門前にある桜を見たいと思っている。ああ忙しい。

長嶋茂雄以来のスター性に「プロ野球人気復活」の期待

   いよいよ球春。今シーズン最大の話題は日ハム大谷翔平選手の「二刀流」である。『週刊文春』はメルマガ読者に「二刀流は是か非か」というアンケートをとった。すると67%が賛成だったという。オープン戦で、投手として最速157キロを出し、特大ホームランをかっ飛ばし、守っては外野からレーザービーム送球とくれば、期待しないほうがおかしい。

   だが、投手一本でやって、ダメになったら打者になればいいという意見も多いようである。投手からバッターに転向した権藤博(74)はこういう。

<「高校生で百六十キロ出せる投手がどこにいるんですか。まずは投手一本ですよ。二刀流自体は簡単なんです。ただし、両方やって一流になれるかが問題。野手なんて投手崩れで十分。投手から野手に転向して大打者になった人はたくさんいる。能力があって何でもできるから投手をやり、それができなくなって野手になるんです」>

   王貞治しかり、イチローだって投手経験がある。スポーツジャーナリストの二宮清純氏もこう語る。<「これまでも投打の両方ができる選手はいましたが、大谷の場合、投げて沢村賞、打ってホームラン王を狙える大器です。実力、話題性ともに申し分なく、国内のトップクラスが海を渡る中、日本球界の救世主になれる存在です。今はモラトリアムの状態。問題は締め切りをいつに設定するか、その時期でしょうね」>

   長嶋茂雄以来のスター性を持っていると期待される新星。ほかにも阪神タイガースの藤浪晋太郎投手、巨人の菅野智之投手など、楽しみな新人が今年は多くいる。WBCの無様な敗戦はあったが、今年は久しぶりに枝豆とビールで野球観戦といきますか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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