「死の女医」入院患者300人殺害―貧乏な病人は儲からないと人工呼吸器停止

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金持ち患者は支払い多い民間保険で謝礼もたっぷり

   背景には医療保険制度がある。公的医療保険と民間医療保険があり、公的保険は保険料が安いため貧困層が多く、待ち時間のない民間保険は富裕層が利用している。富裕層の患者は医師へ謝礼を渡すことが恒常化していて、貧困層の入院患者を減らし富裕層の患者を増やせば、病院も医師も収入が増えるというわけなのだ。殺人に関与した疑いで部下の医師や看護師7人も警察に逮捕されたが、女医は無実を主張しているという。

   キャスターの小倉智昭「長いことやっていればこの悪事はバレますよね」

   コラムニストの深澤真紀「こういうニュースを見ると、保険制度の問題は難しい。日本の『国民皆保険』とか『医療は平等』であるという前提は素晴らしいと改めて思いますね」

   そうした良き前提も、TPP参加交渉を契機に「例外なき聖域」に保険制度が組み入れられれば、外資が上陸し医療の差別化が進むのではと懸念されている。遠い国の出来事では済まされなくなる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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