新しくなった歌舞伎座の開場式が27日(2013年3月)に行われた。真新しい桧舞台に99人の歌舞伎俳優が勢揃いし、松本幸四郎、尾上菊五郎らがお祝いの「寿式三番叟」を披露した。
開場式に先立ってこの日午前、銀座通りに「GINZ 花道」を作り、市川海老蔵や中村勘九郎、市川中車ら人気俳優ら63人が練り歩き、沿道に詰め掛けたファンを楽しませた。
幅広がり座席ゆったり。3階席からも花道見える
お練りパレードに67歳の芸能リポーター武藤まき子がいた。「疲れたあ。はだしで走れというでしょ。私はアベベじゃないんだから」とまず愚痴をこぼした。
武藤「新しい座席は座り心地はいいし視界は広いし、舞台がよく見えてほんとに楽しい」
内部はオレンジ色を基調に華やかで落ち着いた雰囲気だ。座席の幅が広げられてゆったり感があり、傾斜が付けられているので舞台がよく見える。以前は花道が見えなかった3階の最後列からも、花道が見えるようになった。
来月2日から始まる「こけら落し4月大歌舞伎」は1等席2万円だが、最後列の3階B席は4000円で見られる。小倉智昭キャスターが「オペラなんかに比べると安い。海外のオペラなんか腰が引けちゃうからね」と松竹に代わってPRしていた。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト