自分のクビ切る「選挙制度改革」国会議員やるわけない!
選挙制度改革についてはさまざまな意見がある。リポーターの所太郎が小選挙区300議席の場合どうすべきか、3人の学者に聞いたが、(1)有権者数で分配 (2)投票数で分配 (3)すべて比例にする、など意見は分かれた。
司会の羽鳥慎一「伊藤さん、これらは現実的に可能ですか」
伊藤「現実的には難しいですね。もうひとつは定数是正と定数削減がセットになっているんですが、これを切り離すべきだと思います。まず、定数是正をする。まず違憲状態から脱する。その後の抜本改革は国会議員にやらせたらダメです。公正な第三者機関でつくって、その結論を尊重するということを国会で決議するぐらいなことをやらないとできません」
コメンテーターの萩谷順(法政大学教授)も「利害調整が非常に難しい。国会議員や政党に任せてはいけない問題です」という。映画監督の崔洋一は「最終的には有権者の意識が変わらないと…。選挙制度の改革は本当に難しいと思いますが、あきらめないで国民が政治に参加していくことが原則です」と話す。
次は最高裁がどのような判決を出すか注目されるが、それまでに国会はどう動くか、動かないのか。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト