この週末(2013年3月23、24日)、東京・上野公園はサクラが満開で花見客は過去最高の100万人に上ったという。アベノミクスで久しぶりに景気のいい話が聞かれるが、花見客の皆さんの懐具合は何分咲きか。リポーターの黒宮千香子がルポした。
大人の迷子も続出「みんなのいる場所わからなくなった。探して」
花見といえば、迷子。この週末も40人以上も出た。変わり種は大人の迷子だ。お巡りさんが聞く。「迷子の名前は?」
中年の女性「私は根本です」
お巡りさん「いや、迷子は?」
中年の女性「私です。ここに迎えに来るようにアナウンスしてもらっていいですか」
会社の仲間と花見に来たが、トイレに行こうと思って出たら、みんなのいる場所がわからなくなった。
また、幼稚園ぐらいの男の子が一生懸命説明している。「おばあちゃんが迷子になってえ、ママが探しにいったらあ、ママが迷子になっちゃった」。40分後、2人とも見つかったが、今度は坊やが「トイレが空かないんだよ。もれる、もれるよオ」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト