助成金不正受給の全柔連「組織ぐるみの詐欺罪」架空計画書の書き方も指示

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指導実態ないのに虚偽申請でカネだまし取った犯罪

   この助成金は国から支出された基金の運用益とサッカーくじ「toto」の収益金などが財源となっている。全柔連の指導者名簿をもとにJOC強化本部が審査し、日本スポーツ振興センター(JSC)から1回30万円、年間120万円が指導者個人の口座に振り込まれるシステムになっている。JSCは「不正であれば返還を求めペナルティーを検討する」といっている。上村会長は報道陣にチェックしていたのかと聞かれ、「それは、私は…、まあ、見落としたと言われれば、それまでですけど、チェックはしていませんでした」とシドロモドロだった。

   女子選手への暴言・暴力に始まる一連の不祥事に、全柔連執行部の責任を問う声も大きかったが、全柔連はこの18日、全員の留任を決めている。

   司会の赤江珠緒「この不正受給の問題は犯罪になる可能性はありますか」

   所が田中喜代重弁護士に聞くと、「指導実態がないのに虚偽の申請で助成金を受け取ったとすれば、刑法の詐欺罪にあたる可能性がある」ということだった。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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