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慶応の真似して失敗!ますます差を付けられた早稲田没落

   『週刊現代』に、私のころから定番になった早稲田大学批判が出ている。不思議なことに、慶応は批判しても売り上げに結びつかないが、早稲田批判は部数が捌けるのだ。慶応に差をつけられ、明治に追い上げられている早稲田は慶応のマネをするようになった。

「大学の特色でもあった夜間部を2010年度までにすべて新規募集停止。女子学生と外国人留学生を増やした。最近では文科省の指導のもと、授業の出席率をあげようと、授業ごとに色の違う出席カードを用意したり、院生を雇って代返を監視させたりしている。
   マネをしてみたが、結局慶応には勝てず、早稲田は『自由』という唯一の優位性すら失ってしまった。そして皮肉にも、早稲田は就職市場でもますます『魅力の薄い』大学になりつつある。就職率でみれば慶応83・6%に対して早稲田は76・1%と差は大きい」(週刊現代)

   早稲田のバンカラという気風ももはや昔のこと。バンカラという言葉も死語に近いのだろう。私のオフィスは早稲田正門のすぐ近くだが、通る学生はスマートなのが多い。早稲田はただの人数の多い特色のない大学になってしまったようである。都の西北の諸君、もっと元気を出せ!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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