度重なる注意の呼びかけにもいっこうに減らない「振り込め詐欺」被害に、警視庁はきのう21日(2013年3月)、「振り込め」に代わる新しい呼び名の募集を始めた。これまでの口座振り込みから「手渡し」へと手口が変わったためだという。「オレオレ詐欺」から「振り込め詐欺」になったのは、現金自動預払機(ATM)に現金を振り込ませる手口からの命名だ。警察の指導で金融機関が振込限度額を設けたりしたため、最近は狙った家に現金を直接受け取りにいく手口が7割になった。
「振り込め詐欺」対策で東京都内では2009年に劇的に被害が減ったが、10年からまた増加し、昨年は約2100件、被害額は81億円を超え最悪期に近くなっている。
「手渡し詐欺」「なりすまし詐欺」…
司会のみのもんた「どういうこと?」という。
井上貴博アナ「振り込まなければいいんだろうと、警戒感が薄らいでしまいました。手口も変わったということで、それに合う呼び名をつけたいということです」
みの「ということは何? 『手渡し詐欺』とか」
井上「その名称を募集してるんです。ピンと来る、警戒感が強まるような名称をと。それがよければ全国に広げたいとしています」
吉川美代子(TBS解説委員)「また新しい手口が出てくるから、詐欺は詐欺でいいような気がするんだけど…。万引きなんて、刑法上は窃盗なのに万引きというとなんか簡単な犯罪みたいに思われる。詐欺は詐欺で、いろんな詐欺があるよといったほうがいい」
与良正男(毎日新聞論説委員)「身内になりすます犯行だから、『なりすまし詐欺』か。被害は増えてるんですものね」