「近所の人じゃなければわからない。実効性ない」と市民
監視と見守りの違いはよく分からないが、市民の反応は冷ややかだ。「近所の人だったら見分けがつくが、他の人だったらぜんぜん分からない。規制するといってもできないんじゃあねえ」
キャスターの小倉智昭「文化的最低水準の中に娯楽は入らないのか。どこで線を引くのかが難しいし、やむにやまれず受給している人たちを見張るという姿勢がおかしいと思う」 コラムニストの深澤真紀も「地域に困っている人がいないか見守るべきであって、悪い人がいないか見守るのは市民の義務ではないですね」と切り捨てた。
厚労省が11日(2013年3月)に公表した生活保護の不正受給額は、2007年の92億円から11年には173億円と2倍近くに増え、過去最悪という。それにしても、生活保護制度の信頼感が薄れたからといって、いきなり市民による監視は性急過ぎないか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト