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被災者たちのもっともな批判…奇跡の一本松モニュメントに1億5000万円

   陸前高田市の高田町では、大津波のために7万本あった松がほとんどなぎ倒され、唯一残った高さ27メートル、樹齢173歳の松が復興のシンボルとなり、「奇跡の一本松」と呼ばれている。週刊新潮はその松が樹皮の生木部分以外はすべて人工的に復元され、まるでミイラのようなものとして残ることになったことへ疑義を唱えている。

   この松は昨年5月(2012年)に新芽が出ず、完全な死が見極められたため、市の主導で震災モニュメントとして復元されることが決まったのだが、その総工費はなんと1億5000万円になった。しかも10年しか持たず、永久保存ではないのだ。当然ながら、地元住民からも批判が出てきた。街や道路の整備、仮設住宅に住む人たちの復興住宅費用に充てるべきではないかというものだ。もっともである。

   費用そのものは寄付金と全国から寄せられた義援金を充てているようだが、サイボーグにようにして残すのでは見るに忍びないという声も多くある。それに、この奇跡の松のDNAを残そうという試みが成功しており、苗木として育ち始めているそうである。私もこの苗木を育て、大きくなったら海岸に植えて「奇跡の一本松ジュニア」としてみんなで守っていけばいいのではないかと思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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