安倍首相TPPなぜ急ぐ?早く片付けて参院選までに冷却期間

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   安倍首相が今週15日(2013年3月)にTPP交渉参加を正式表明するというので、自民党内が騒々しくなって来た。11日に行われたTPP対策委員会合同会議では、TPP対策委員長の西川公也衆院議員と尾辻秀久参院議員の怒鳴りあいのケンカまであった。

自民票田のJA集会に共産党委員長や社民党党首

   12日昼には東京・日比谷の野外音楽堂に、全国農協中央会(JA全中)など農業関係の8団体から約4000人が集まり、「TPP交渉参加断固反対」の集会を開いた。自民党の票田組織だが、珍しいことに、ハチマキ姿の共産党の志位和夫委員長や社民党の福島瑞穂党首の姿もあって、『断固反対!』の気勢を上げた。続いて自民党の石破茂幹事長が鉢巻なしで壇上に上がると、「ハチマキしろ!」の野次が飛び、「米、乳製品、佐藤、牛肉…。そういうものをはじめとする品目は必ず死守を」と挨拶したが、終始憮然とした表情だった。

   安倍はTPP交渉参加を固めたのに、なぜいまさら自民党内でもめるのか。キャスター小倉智昭が「自民党内が真っ二つに割れていますが、どうなんですか」と田崎史郎(時事通信解説委員)に聞く。「(西川と尾辻のケンカは)自民党全体を現しているわけではなく、気の短い2人がぶつかっただけ。離党してまで反対という人はいないんです」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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