4月は進級や入学式、引っ越しと新しい出会いが始まる。それは新しいママ友や先生とのお付き合いの始まりでもある。しかし、これが結構煩わしかったりうまくコミュニケーションが取れなかったりで面倒なことも多い。「出会いには期待と不安があります。話題が出なくてダンマリや打ち解けられず踏み込めない壁。そんな心配はきょうで解消です」(ナレーターの小林優子)
会話の達人やプロが解決法を伝授する。
子どもの話をふり、オーバーな表情で受ける
★初対面のダンマリ気まずい雰囲気対策――今日のニュースではママ友の会話は繋がらない。目白大学大学院・渋谷昌三教授は「自己開示です。自分や子供の事を話せば相手も話し始めます。そこから関係が深まって行きます。その時の話し方は 喜怒哀楽や感情をより多く出す方がいいですね」
★顔の表情はいつもよりオーバーめ――日本大学・佐藤綾子教授こうアドバイスする。「驚きには目を大きく見開いた表情、喜びは唇の端を上げて、尊敬は相手の目を覗きこんで自分も目を見開いて反応します。この3ポイントができれば会話がより打ち解けて弾みます」
★座る位置は斜め前――「子供を叱る時や契約書の取り交わしなどなら正面の対座は有効ですが、会話がお互いに堅苦しくなります。真横に座ると相手の表情が見えません。斜め前の対面はお互いに話しやすくなります。視線が直接見えないので強迫感が生まれないためです」(佐藤綾子教授)
★マシンガントークを止めさせたい――コミュニケーション・セミナー講師の村松加王里さんは「反応を一拍遅らせると、相手はちゃんと聞いているのか不安になって喋るペースがゆっくりになります。相づちの時に少々怪訝な顔をすると、相手は不安になって会話が止まります」
★自慢話にウンザリ――「別の話題にいくために、まず相手を褒めます。その言葉の次にいままでの関連で『でも、それじゃあ(子どもさんは)良く食べるんでしょう?』などと、さりげなく食べ物などの別の話題に切り替えていけば、他の人も会話に加わりやすくなります」(村松加王里さん)
(磯G)