WBC決勝トーナメント左右する「日程とボール」侍ジャパンにはいずれも不利

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   第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本(侍ジャパン)は決勝トーナメント進出を決めた。いよいよ3連覇をかけてアメリカへ渡ることになったが、コメンテーターの赤星憲広(元阪神タイガース外野手・野球評論家)が3連覇へ向けてのポイントを解説した。

日程開きすぎて気勢そがれる心配

   その前に日本は今夜12日(2013年3月)、2次ラウンド1位通過をかけてオランダと対戦する。オランダはきのうの敗者復活2回戦でキューバに7対6でサヨナラ勝ちを演じた。日本は6本の本塁打で16対4と7回コールドで勝った相手だが、油断ならない。

   司会の羽鳥慎一「オランダって強いんですね」

   赤星「どんどん力をつけてきていますね。キューバ相手にサヨナラ勝ちをしたので勢いがあります。でも、日本はオランダにいい勝ち方をしていますので、日本の方がまさっています」

   この試合で勝って1位通過するかしないかで、決勝トーナメントの戦いに大きな影響が出るという。赤星があげる3連覇のためのポイントのひとつに日程がある。日程の優位を勝ちとるためには、勝利が絶対必要というのだ。決勝トーナメントは「プール1」と「プール2」の2組あり、日本はプール1だ。1位通過なら決勝トーナメントの試合があるのは18日、2位通過なら19日となる。いずれにしても試合まで間があく。一方、アメリカなどのプール2は17日に1位、2位の決定戦を行い、勝って勢いに乗った状態で18日の決勝トーナメントに臨める。

   赤星「連戦の疲れなんてプロにとっては関係ありません。短期戦ですから、勢いに乗っている方が有利です。日本としては1日でも早く試合ができるよう、きょうのオランダ戦は何としても勝たねばなりません。そのためには、前の試合は結構打ちましたが、基本に戻ってコツコツ点をとる野球をしてほしいと思います」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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