「黄砂かと思ったんですけどね」と司会の加藤浩次。きのう10日(2013年3月)、砂嵐が東京地方を襲い、風は吹き荒れ、空はオレンジがかった黄色にかすんだ。これは黄砂に違いないと思った人は加藤以外にも多かったに違いないが、それは早合点だった。またまた中国よりの悪性物質が日本に襲来したのではなく、国内の埃が風で舞い上がったものだった。
「気温が高い」「湿度が低い」「風が強い」が発生3要素
なんでも、きのうは煙霧の発生条件である「気温が高い」「湿度が低い」「風が強い」の3要素がハイレベルで組み合わさったため、大規模なものになったという。
「『煙霧』は天気現象のひとつとしてはあるが、ボクも人生のなかで使うのははじめて。これだけ大規模なものはほんとにめずらしい」と気象予報士の武田恭明が言う。今週水曜日あたりにも、煙霧発生の可能性があるが、次は「大規模になる心配はない」(武田)という。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト