震災復興急げ!街が消えていく…「先が見えないので心が折れてしまって」

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「時間をかけちゃいけないものだと思う」(陸前高田市長)

   原発のある大熊町から会津若松市へ避難している小学生を岡安弥生キャスターが訪ねた。電話で子どもたちに聞いたが、それより「いま伝えたいこと」と子どもたちがボードに書いた言葉がストレートだ。「友だち全員で大熊町に戻りたい」(6年男)、「友だちと再会して楽しく遊んだり勉強したりしたい」(6年生女)、「はなれて暮らしているじいちゃん、ばあちゃん、お父さんと一緒に旅行したい」(6年生女)、「はやくお家がほしい!!(9歳女)、「前みたいな町にもどってほしい」(3年生女)…。

   みの「わかるね。2年経ってあの景色ですから」

   岩手・陸前高田市の戸羽太市長が中継で登場した。みのが「復興予算は機能してますか」と聞く。戸羽は「この2年間はほとんど機能してなかった。復興というのは時間をかけちゃいけないものだと思う。過疎化、人口密度がいわれますが、時間かかればいなくなりますよ。英知を結集して1日も早くとお願いしたい。地方分権とか地域主権というが、都合のいいときだけのようで…」

   みのが示した数字が重い。死者1万5881人 行方不明者2668人 (警察庁3月8日)。避難者31万5196人(復興庁2月15日)。震災関連死(避難生活・環境悪化による)2303人(復興庁2012年11月2日)。

   生きている人たちの戦いはなかなか数字にならない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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