裁判所も我慢の限界…「違憲状態」から「違憲」へはっきり命令
小松靖アナがこれまでの経過を解説する。「2009年8月の選挙について、2011年3月に最高裁が『違憲状態』と判断しました。昨年末の選挙についてきのう東京高裁が『違憲』としました。違憲状態から違憲へと一歩踏み込んだ判決となりました。勧告から命令へと意味合いが一段と強まったことを意味します」
元最高裁判事の泉徳冶氏も「是正しなければ次は選挙無効もあり得るという非常に強いメッセージになった」という。コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「日本は三権分立なのに、裁判所がこれまで無効といってこなかったこと自体、僕は悪いと思う。それをずっとやってこなかったから、政治の方が裁判所をなめてかかって変えないできた」と、裁判所の事情判決を批判するる
高木美保(タレント)「裁判所の責任だけではないと思いますよ。1票の格差に対する国民の意識が高まってきていなかったじゃないですか」
裁判所や国会を批判するだけでは始まらないということだろう。選挙の時に投票に行くだけで、後は丸投げという有権者の姿勢が政治家を甘やかしてきた。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト