北朝鮮「戦争やるぞ!」国連制裁や米韓軍事演習に逆ギレ

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   朝鮮半島がきな臭くなってきた。タカ派で知られる朝鮮人民軍の金英哲偵察総局長が5日(2013年3月)に朝鮮中央テレビで、「朝鮮休戦協定のすべての効力を3月11日から全面白紙化する」と一方的に宣言したからだ。

   いつもならアナウンサーがしゃべるところを、軍の幹部がテレビカメラの前で演説するのも異例なら、内容もすこぶる挑戦的である。「コリアレポート」の辺真一編集長がゲスト出演し、小倉智昭キャスターが「今回はおだやかでないですね」と訝るその本気度を探った。

人民軍きってのタカ派がテレビで直接宣言

   注目されるのは金偵察局長の立場だ。辺によると、韓国は朝鮮人民軍きってのタカ派で、2010年の哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃事件を指揮しただけでなく、一連のサイバー攻撃や韓国要人テロなどの「元締め」と見ているという。

   辺「その元締めがテレビに出て休戦協定白紙化を宣言したわけだから、北朝鮮の本気度は半端じゃないと、韓国軍はレベルを上げて警戒している」

   金英哲が宣言した「休戦協定の全面白紙化」とは何を意味するのか。辺は「60年前の朝鮮戦争が再び勃発してもおかしくない状態に戻ったことを示している」と指摘する。さらに、6日の朝鮮労働党の機関紙は「アメリカが核兵器を振りかざすのであれば、われわれは精密な核攻撃でソウルのみならず、ワシントンまで火の海にする」という記事を掲載した。

   こうした背景には、国連安保理でこれまで反対してきた中国も合意する方向で厳しい制裁決議案が採択されることがある。採択されれば北朝鮮は窮地に追い込まれる。加えて、今月から始まった米韓合同軍事演習に北朝鮮は強く反発しており、板門店の軍事境界線に設けられた代表部の活動を停止し、アメリカと北朝鮮の間に設けられた軍事電話も遮断すると表明している。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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