なぜ選挙無効にしないのか?サッカーのファウルと同じ
司会のみのもんた「違憲なのに選挙は無効じゃないのですか」
中央大法科大学院・野村修也教授は「サッカーでは、ファウルのときに試合を止めますが、続けた方がいいという判断もあって、あれと同じです。無効にしていままた選挙しても区割りは同じでしょうから、それより区割りを実施しろということです。事情判決といいます」
みの「なるほど、自浄ですか?」
野村「前回の判決の『違憲状態』というのは、できるだけ1対1に近づけよ、1人別枠制度をやめよという意味がありました。今回はっきりと『違憲』と言いきっているということは、ただちにそれらをやれという意味です。ただ、法律家の感覚でいうと、裁判所は無効という判決は出し難い」
金井辰樹(東京新聞政治部記者)「違憲状態で選ばれた議員が続くというのは釈然としないですよね」
北川正恭(早大大学院教授)「消費税をお願い、TPPをお願いとなって、国会議員がそれだと説得力がない」
野村「この改革は、国会議員が出ない地域ができるかもしれないということを考えて議論しないといけないでしょうね」
ポイントはそこだ。完全な人口比がいいのかどうか。これがなかなか理解されていないように見える。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト